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賞味期限が1日過ぎた成分無調整の牛乳をあろうことかホットカフェオレの材料に使って恥ずかしげもなく飲むようになってしまった38歳男性のはなし

若いころからおれは、人一倍、賞味期限や消費期限にはうるさく生きていた。

消費期限「当日」のものは当然のように食べずに済ませていた。

賞味期限が過ぎていたら迷わず捨てた。良心は痛まなかった。万が一、腹が痛くなることを恐れていたからだ。

しかし。三十歳になって三十代後半に差しかかる頃には、なぜか賞味期限が気にならなくなった。賞味期限が過ぎていても、外見やニオイで判断してイケそうなら食ったり飲んだりするようになった。

ただし、心身ともにオッサンになっても、乳製品の賞味期限に対する態度は変わらなかった。ヨーグルトのような発酵食品ですら賞味期限に達しているものを避けていた。

気がつけば三十八歳。

きょう、さきほど、真夜中にカフェオレが飲みたくってたまらなくなり、賞味期限を過ぎている牛乳を(加熱したとはいえ)飲んでしまった。

おまえは誰だ。この文章を書いているおれ、すなわち賞味期限切れの牛乳を飲むようになった三十八歳の男。おまえは誰だ?