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KDP作品の極私的ランキング(つんどく速報2014年05月に担当したもの)

2018年10月26日

2014年5月は、15作品をレビューした。

2014年05月 : つんどく速報(電子書籍の感想・レビュー) – 電子書籍の個人出版を応援するレビューサイト

三段階評価の意味

……実力と才能を感じた
……水準に達していた
……着想は良かった

「作品(Contents)」を相対評価したものだ。「著者(Author)」を絶対評価したものではない。おなじ作者であっても成果物の品質や完成度にはゆらぎがある。

第1位


キミのココロについてボクが知っている二、三の事柄
藤崎 ほつま(著)
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第2位


若い夫婦がベッドの中で話すこと: 夫婦に関する短編小説集
高橋熱(著)
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第3位


僕はハタチだったことがある
藍田うめる(著)
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第4位


春夏秋冬オクテット(春夏): やまなしレイ漫画短編集
やまなしレイ(著)
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2014年05月の総評

第1位の藤崎ほつまは、メフィスト賞にひたすら投稿を続けているインディーズ小説家である。自分よりも先に、趣味で漫画を描いてた奥さんのほうが先に商業デビューしてしまったという逸話がある。奥さんのペンネームは「るなツー」である。小学館から『女子のてにをは』『乙女のてにをは』が発売中。そのあたりの話は、つんどく速報レビューでもすこし触れている。

今回紹介した『キミのココロについてボクが知っている二、三の事柄』もメフィスト賞に応募した長編ミステリである。読者のあいだでは「キミコロ」の愛称で呼ばれている。受賞できなかったものの、担当(編集者)がついたらしい。「見込みがある」ということだ。

作者の意向により『キミコロ』は無料で読むことができる。Kindleストアや楽天koboストアのほか、キミのココロについてボクが知っている二、三の事柄(藤崎ほつま) – カクヨム でも全編が読める。

第2位の高橋熱は、夫婦をテーマにした短篇小説を書き続けている。夫(男性)視点からみた妻(女性)の不可解/理不尽について手を変えて品を変えてさまざまなシチュエーションを書いている。男(夫)の無自覚や甘えも描いている。本邦屈指の夫婦ものを書くことができる男性インディーズ小説家ではないかと思う。カタギの勤め人(?)だからこそ書ける夫婦スケッチがある。ちなみに、おれが好きな日本の近代小説の夫婦ものは、夏目漱石『門』である。

第3位の藍田うめるについては、 錠剤ボリボリ系ヒロインが登場する。この作者の小説のヒロインは物語序盤において異常な言動を見せることが多い。つまりメンヘラっぽいんのだがじつは秘めたる事情があってそのように振る舞っていたというパターンに帰着する。これって美少女ゲームにおける泣きゲージャンルで多用されたメソッドである。おれは好きである。私は魔物を討つものだから……お米券、進呈……etc

第4位のやまなしレイは、インディーズ漫画家である。今回紹介した『春夏秋冬オクテット』は全8話の連作短編マンガだ。それぞれ世界観は異なるが、ある共通した「罪」を描いている。画力は拙いが、商業マンガではなかなかお目にかかれない「奇妙な感覚」を味わうことができる。

第6位の三月利津夫は、『スレイヤーズ』作者である神坂一とデビュー受賞作を争った小説家だ。『第1回ファンタジア長編小説大賞』において佳作入賞を果たしている。いくらなんでも相手が悪かった。しかしながら今回紹介した『ワールドテイル』という作品集に収録されている「浮遊都市シリーズ」は、SFジャンルのヤングアダルト小説としてすぐれている。(敬称略)

第5位


(上)精神不満足
臥薪嘗胆(だんけ)(著)
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第6位


ワールドテイル
三月 利津夫(著)
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第7位


寂女小町さんは食事が偏りすぎです(二) 佐々木家は順調に病み続けます
じんたね(著)
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第8位


猫人(1)
間 佑知(著)
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第9位


隣の陰陽師──懸想橋の約束
地蔵 重樹(著)
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第10位


ミリオン・クレイン 染谷千鶴の果てしなく続く物語
花笠 香菜(著)
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第11位


2オクロック
門屋亮(著)
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第12位


新説童話物語
大村吉高(著)
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第13位


江戸の奇妙な耳袋
まぶたゆりこ(著)
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第14位


乙女ロック総集編1(同人誌)
茶みらい(著)
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第15位


マリオネットの背中
西河恵光(著)
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