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KDP作品の極私的ランキング(つんどく速報2014年04月に担当したもの)

2014年4月は、16作品をレビューした。

2014年04月 : つんどく速報(電子書籍の感想・レビュー) – 電子書籍の個人出版を応援するレビューサイト

三段階評価の意味

……実力と才能を感じた
……水準に達していた
……着想は良かった

「作品(Contents)」を相対評価したものだ。「著者(Author)」を絶対評価したものではない。おなじ作者であっても成果物の品質や完成度にはゆらぎがある。

第1位


スクールポーカーウォーズ
維羽裕介 (著)
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第2位


雪の女王
一田和樹(著)
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第3位


日本人はいつから「いただきます」するようになったのか
篠賀 大祐(著)
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第4位


スクミズム総集編: 非実在学校指定水着少女物語~ほんとうはいないスク水ッ娘のおはなし
空条HYO太郎ヲ(著)
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第5位


ぼくは任天堂信者
ピョコタン(著)
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2014年04月の総評

第1位の維羽裕介は、ポーカー(テキサスホールデム)好きが高じて、2013年9月にポーカーを題材にした自作小説をインディーズ出版した。『明浜市立東本郷中学校ポーカー列伝!』は、国内のテキサスホールデム掲示板やKindleストアで話題になる。同作品が集英社の目に留まり、2015年4月に『スクールポーカーウォーズ』とタイトルを変更して、全国の書店で発売された。セルフパブリッシング出身の商業作家である。

本書は、つんどく速報でレビューしたなかでも屈指のエンターテインメント作品だ。全校生徒が参加するテキサスホールデム・トーナメントが開催されるという世界観。チーム優勝の特典を得るために、異なる目的をもった5人のポーカー猛者(中学生)たちが呉越同舟のごとく団結する。作中における「ポーカーは性格の悪い奴にこそ向いている」は名言だ。

第2位の一田和樹は、コンピュータセキュリティの専門家である。商業デビュー済み。サイバーミステリというジャンルで複数の著書がある。今回紹介した『雪の女王』は、思春期ヒリヒリ系あるいは中二イタイイタイ系のライトノベルである。

じつは『AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~』と若干ネタかぶりしている。『雪の女王』のヒロインは「白い錠剤ボリボリ系」である。まことに救いようのない状況を描いている。KDP関連作であれば『ゴースト≠ノイズ(リダクション)』を気に入ったという読者にぜひともオススメしたい。

第3位の篠賀大祐は、いただきます研究家である。タイトルが示すとおり『日本人はいつから「いただきます」するようになったのか』の歴史や全国いただきますマップなどをまとめている。「いただきます」は全国的な習慣ではなく、そのときに「合掌」をおこなうかおこなわないかも地域によって異なるようだ。KDPの隠れた名著であるから、もっと評価されてもいいと思う。

第4位の空条HYO太郎ヲは、コミケやコミティアなどで創作同人マンガを発表している漫画家である。今回紹介したのは「スクミズム」シリーズの総集編である。

本書は、旧スクール水着にフェティシズムを感じずにはいられない「女子生徒」の日常を描いたマンガである。男性ビジネスマンがスーツやワイシャツの下に「ブラジャー」や「女性用ショーツ」を身につけるがごとき背徳的な心境で、この女子生徒は春夏秋冬いつでも学校制服の下にスクール水着を装着している……という設定。一迅社あたりが1冊にまとめるべきだと思う。

第5位のピョコタンは、商業漫画家である。長年にわたってゲームラボでゲームにまつわるルポルタージュ漫画を連載している。ゲームラボが単行本化してくれないので、著者のピョコタンみずからKDPを利用してインディーズ出版物として発売した。

第9位のいずみちひろは、ミステリを得意とするインディーズ作家である。今回紹介した『×情。』は、いまでも印象に残っている。

某国は「×情(ばつじょう)」を口にしたり思考することを禁じており、「×情(ばつじょう)」禁止に違反していると疑わしい場合、容疑者が学生同士であれば、刑法で定められた学級裁判にて審理をおこなう。「×」しあう男女たちが、有罪認定をのがれるために互いへの「×情」を否定してみせる陳述場面が読みごたえあり。

第10位の婆雨まうは、エログロナンセンスを得意とするインディーズ小説家である。「ばう・まう」と読む。エロ・グロ・ナンセンスは「言うのは易しおこなうは難し」で、書こうとおもって書けるものではない。人をむごたらしく痛めつけたり残酷な方法で殺したり糞便まみれにすれば良いというものではない。エログロにはセンスが必要だ。ナンセンス描写にセンスを感じるのが婆雨まうという作家である。(敬称略)

第6位


イディオット [改訂版]
夏居暑(著)
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第7位


自衛隊のごはん 航空自衛隊 芦屋基地編 ほんとうの自衛隊のごはん
廣川ヒロト(著)
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第8位


日の出んちの犬 2巻
いぬ36号(著)
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第9位


×情。
いずみ ちひろ(著)
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第10位


皆殺しの歌
婆雨まう(著)
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第11位


夢見る幽霊: オバカオバケたちのドタバタ本格密室ミステリ
純丘曜彰(著)
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第12位


グッドライフ高崎望
牛野小雪(著)
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第13位


ベンジャミン
幌倉さと(著)
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第14位


ガンオタ教授のイギリス留学漂流記
木野 仁(著)
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第15位


家出しなかった少年
奥田徹(著)
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対象外(ストア削除のため)

夜の色
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はつら綾之助 (著)