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KDP作品の極私的ランキング(つんどく速報2014年03月に担当したもの)

2018年10月26日

2014年3月は、15作品をレビューした。

2014年03月 : つんどく速報(電子書籍の感想・レビュー) – 電子書籍の個人出版を応援するレビューサイト

三段階評価の意味

……実力と才能を感じた
……水準に達していた
……着想は良かった

「作品(Contents)」を相対評価したものだ。「著者(Author)」を絶対評価したものではない。おなじ作者であっても成果物の品質や完成度にはゆらぎがある。

第1位


エンジェルボール1 (双葉文庫)
飛騨 俊吾(著)
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第2位


コンビニの戦士達 外伝
幻夜軌跡(著)
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第3位


血の天秤
狂気太郎(著)
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第4位


アンリアルトーナメント
塔ノ沢 渓一(著)
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第5位


謎解き『イニシエーション・ラブ』
ゴンザ(著)
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第6位


ネイビークライシス 海上自衛隊物語
甲斐しげる(著)
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第7位


将棋文化誌
越智信義(著)
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2014年03月の総評

第1位の飛騨俊吾は、広島東洋カープを愛する小説家である。今回紹介した『エンジェル・ボール』は、当初KDPを利用してKindleストアにて個人出版による販売がおこなわれていた。電子書籍版では全7巻の分冊販売だった。このときからすでにカスタマーレビューが多く、しかも★4以上の高評価が多くを占めていた。

著者である飛騨さんは電子書籍ユーザー以外の読者にも『エンジェル・ボール』を手にとってもらいたいという思いから、原稿を出版社に持ちこんだという。その過程で、双葉社の編集者に認められて商業デビューの運びとなった。

2015年5月。新たに全4巻にまとめられた『エンジェル・ボール』は印刷物の本として全国の書店店頭に並んだ。翌2016年3月には「広島本大賞(小説部門)」を受賞した。本屋大賞にノミネートしてもおかしくないと思っていたので当然の結果である。おめでとうございます。

第2位の幻夜軌跡(は、セルフパブリッシングから商業デビュー済み。KDP作品の極私的ランキング(つんどく速報2013年03月に担当したもの) にて書いた。「コンビニもの」を書かせたら、商業出版の世界をふくめても幻夜軌跡に肩を並べられるものは皆無である。今回紹介した『コンビニの戦士たち』シリーズは、巻を重ねるごとに面白くなっていく。

個人的な好みを述べるならば、バトルファンタジーになってしまった『コンビニ戦記』よりも、『コンビニの戦士達』シリーズのほうが幻夜軌跡の個性を堪能することができる。興味をもった人は、ぜひシリーズ第1作目である『』を手にとっていただきたい。(2016年5月現在、おしくも絶版である)

第3位の狂気太郎は、商業デビュー済みのWeb小説家だ。個人サイトで発表していたスプラッタ小説を見出された。セルフパブリッシングというよりも電子書籍出版社から過去作を再販したものだ。インディーズにも商業にもいないようなストレンジな作風の小説家だ。

第4位の塔ノ沢渓一は、もともと「小説家になろう」をベースに活動していた。今回紹介した『アンリアルトーナメント』も、当世流行のMMORPGライトノベルである。「Oculus Rift」をもっと大型にしたような家庭用ヴァーチャルゲームシステムのゲーム風景を描いている。

本書をKindleストアにおいてインディーズ出版したのは2014年2月のことだ。そのあと2015年3月に『』という作品でアルファポリスから商業デビューを果たした。

第5位のゴンザは、いわばブロガーである。個人ブログ上にて乾くるみ『イニシエーション・ラブ』の解説記事を無料で公開していた。日本版KDPが始まったことをきっかけにして、あらためて電子書籍としてまとめたものが本作である。

このインディーズ電子書籍が発売されたとき、お笑いタレントがテレビ番組にて『イニシエーション・ラブ』が超おもしろいと発言した。その日をきっかけにして『イニシエーション・ラブ』は数十万部の重版がかかり、ついに累計発行部数が100万部を超えた。原典の売れ行きに比例するように解説本も売れた。つんどく速報のレビューでは、当時の売上グラフをまじえて、出版物におけるマスメディアの宣伝効果についても述べている。ぜひとも参照していただきたい。

第6位の甲斐しげるは、元海上自衛官である。今回紹介した『ネイビークライシス 海上自衛隊物語』は、むかしパソコン通信上で発表して評判が良かったという長編小説である。福井晴敏『終戦のローレライ』ほどではないものの、SFファンタジーと自衛隊をうまく結びつけた良作だ。

第7位の越智信義(は、昭和期に活躍した将棋記者であり将棋文化研究家である。ちなみに、今回紹介した『』を編集発行しているのはご本人ではない。越智信義は故人であるからだ。発行の名義は「小澤書房」という出版社名があるものの、いまいち権利関係がはっきりしない。つんどく速報レビューのときにはあえて言及しなかったが、著作権処理に関して外からわかりにくいインディーズ本である。

第8位


皿上の空論 ~他四編 短編集~
友瀬 通(著)
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第9位


対人関係断絶系少女改(1)
まことじ(著)
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第10位


やり過ごす日々のポートレイト
藤沢裕之(@fujisawahi)(著)
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第11位


はえてますよ、ドラキュラさん。
らりぃ(著)
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第12位


漫画の先生 ?2010
なかせよしみ(著)
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第13位


スイッチ1 安麻背伝説殺人事件
町田 松三(著)
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第14位


兄は指揮官に 妹は銃殺刑に
添牙いろは(著)
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対象外(ストア削除のため)

未来撃剣浪漫譚 ADAUCHI
八幡謙介(著)
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