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KDP作品の極私的ランキング(つんどく速報2014年02月に担当したもの)

2017年5月22日

2014年2月は、14作品をレビューした。

三段階評価の意味

……実力と才能を感じた
……水準に達していた
……着想は良かった

「作品(Contents)」を相対評価したものだ。「著者(Author)」を絶対評価したものではない。おなじ作者であっても成果物の品質や完成度にはゆらぎがある。

第1位


日の出んちの犬 1巻
いぬ36号(著)
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第2位


絵空迷宮~不二本蒼生の回想記
不二本蒼生(著)
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第3位


さんばか 1: 第一景 湯屋最高!
富沢義彦(著) たみ(著)
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第4位


殺人は、甘く切ない薔薇の香り
如月恭介(@KyouskeKisaragi)(著)
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第5位


センチメンタル(短編集)
塩澤源太(著)
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2014年02月の総評

第1位のいぬ36号は、ウェブ漫画家である。今回紹介した『日の出んちの犬』は、動物(ポメラニアン)まんがとして文句なしに面白い。

最近、KDP発の『ひとり暮らしの小学生』が宝島社から書籍化されたが、『日の出んちの犬』も同様の可能性を秘めている。巻末にはポメラニアンとは関係のないおまけマンガを収録しているのだが、これがシュールで面白い。チャンピオン系のヘタウマギャグ漫画枠が空いていれば連載決定しそうな品質である。

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第2位の不二本蒼生は、島田荘司や澁澤龍彦の装幀をおこなっている著名なイラストレーターである。『占星術殺人事件』からはじまるデビュー3作品の装幀、ほかにもサンリオSF文庫の装幀も手掛けている。伝説的なイラストレーターといっても過言ではない。

第3位の富沢義彦(原作)たみ(作画)コンビの『さんばか』シリーズは、江戸中期(寛政年間)にはじまる日本の出版文化をちょっとエッチに仕立てた萌えマンガである。蔦屋重三郎や式亭三馬などが登場する。当時の江戸文化や世情などをフルボッキしながら学べる。「江戸時代の出版のひみつ」と称して学研『おとなのひみつシリーズ』ラインナップにあっても不思議ではない。

第4位の如月恭介については、KDP作品の極私的ランキング(つんどく速報2012年12月に担当したもの) でも書いた。今回紹介した『殺人は、甘く切ない薔薇の香り』は、如月作品のなかでもバイオレンス度が高く、かつ優れている。この一作をもってインディーズ小説界の大藪春彦を名乗っても良いと思う。ちなみに慶応ボーイである。

第5位の塩澤源太は、正統派のインディーズ小説家である。いまでも印象に残っている。本業は国際的なアートディレクターらしい。2013年にKindleストアで発表して以来、新たな単行本はない。多忙な仕事のかたわら書き溜めているのかもしれない。

第8位のじぇんじぇんについては、KDP作品の極私的ランキング(つんどく速報2013年01月に担当したもの)にて言及した。注目すべきインディーズ小説家である。

第9位の結城真子は、元リクルート社員であり、河出書房新社の文藝新人賞(1989年)の受賞作家である。今回紹介した『そうよアタシは不眠症の女』は、リクルート時代の激務によって不眠症になってしまった著者のエッセイである。出版社から発行したものが絶版になったので、KDPを利用して個人出版をおこなった。(敬称略)

第6位


タイムトラベレーター
めまして!(著)
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第7位


日本忌<上下合巻版>
葦原葭彦(著)
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第8位


関東心霊庁除霊局/自走式人形お秋ver.3.0 関東心霊庁シリーズ
じぇんじぇん(著)
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第9位


そうよアタシは不眠症の女―もう10年目、こんなに元気でいいかしら
結城真子(著)
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第10位


大衆酒場ベスト1000(1)
パリッコ(著)
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第11位


羽生生NEW偉人伝
羽生生純(著)
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第12位


暗闇のメランコリー -Nightmare Tripper #1-
蔵内 終(著)
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第13位


神楽坂白猫の台無し怪異事件簿
水月さなぎ(著)
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対象外(ストア削除のため)

メタっ娘

メタっ娘
佐々木直也(著)
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Kindleストアにて販売再開した。現在は メタっ娘(佐々木直也) – カクヨム で全文無料で読める。意欲作なのでオススメ。

ジャスコの町に生まれて
矢那やな夫(著)
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