KDP作品の極私的ランキング(つんどく速報2013年01月に担当したもの)

2017年3月6日

2013年1月は、4作品をレビューした。

2013年01月 : つんどく速報(電子書籍の感想・レビュー) – 電子書籍の個人出版を応援するレビューサイト

三段階評価の意味

……実力と才能を感じた
……水準に達していた
……着想は良かった

「作品(Contents)」を相対評価したものだ。「著者(Author)」を絶対評価したものではない。おなじ作者であっても成果物の品質や完成度にはゆらぎがある。

第4位


大東京共和国の一日
杉崎淳 (著)
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第3位


電柱幻想
なかせよしみ (著)
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第2位


りらりらん
鬼藤 凛 (著)
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第1位


関東心霊庁除霊局/自走式人形お春改 (関東心霊庁シリーズ)
じぇんじぇん (著)
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2013年01月の総評

鬼藤凛(きとうりん)に注目したい。『りらりらん』は、第9回日本ホラー大賞(長編部門)の最終候補作である。発狂した母親と相対しなければならなかった少女の悲惨な青春時代をフィクションへと昇華している。13歳から小説を書きはじめ、最終選考に残ったのは16歳のときだ。(参考リンク

ちなみに、前回に紹介したヘリベマルヲ『Pの刺激 – Punk is UNknown Kicks – 』は、第13回日本ホラー大賞(長編部門)の最終候補作だった。矢部崇『紗央里ちゃんの家』が受賞した年だ。手強い相手である。(参考リンク)

じぇんじぇんの『関東心霊庁シリーズ』の一部は、KDP版の販売を停止している。出版支援サービス『モチコミ』を利用して、出版社グレイプスから紙本と電子書籍を再リリースしたからだ。現在でもAmazonなどの電子書籍ストアで購入できる。

なかせよしみは、商業デビュー済みの漫画家だ。コミティアなどの創作同人イベントでは知らぬ者がいないほどの有名人であり、KDP以前からのインディーズ出版における功労者だ。

杉崎淳(すぎさきすなお)は、モダンホラー作家である。KDP初期から販売していたが、あまり注目されていない。おれは好きだ。公式ウェブサイトにプロフィールがある。著者Profile – 杉崎淳 小説集

初期のつんどく速報(旧名:キンどる速報)は、おれ以外にもレビューしている人がいた。当月は、鈴木みそ山田佳江幻夜軌跡針とら犬吠埼一介廣川ヒロトとり(京都の捨てたい病のほう)など、セルフパブリッシングではおなじみの著者も取り上げられている。(敬称略)

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