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ハウス食品『咖哩屋キーマカレー』うまい。DBの最長老様レベルで鶏ひき肉の実力を引き出してみせた逸品

2019年3月1日

皆さん。ハンバーグはお好きですよね? おもな材料は牛ひき肉や豚ひき肉です。ひき肉って言ったら牛か豚。そんなふうに考えていた時期がおれにもありました。

「鶏ひき肉」だってうまい

すき家っていえば牛丼ですよね。まぐろたたき丼(愛称:フリスビー)でもよろしい。でも『とりそぼろ丼』もあるんです。これうまいです。

すき家のとりそぼろ丼は、鶏そぼろを過小評価していたおれに「あ、鶏ひき肉も牛や豚に負けないくらいうまいんだ。友達なんだ」と気づかせてくれた逸品です。

もうひとつ「あ、鶏ひき肉も牛や豚に負けないくらいうまいんだ。友達なんだ」って気づかせてくれた商品があります。ハウス食品の『咖哩屋カレー キーマカレー』です。最近食べて「あれ? こんなにおいしかった??」と驚きました。

『咖哩屋キーマカレー』

結論から述べます。『咖哩屋キーマカレー』はうまい。

咖哩屋キーマカレーの商品パッケージ画像

なぜなら、使っている「鶏そぼろ」と『咖哩屋カレー』シリーズ屈指のクオリティを誇るカレーソースの最高の組み合わせだから。

ハウス咖哩屋キーマカレーの盛り付け画像

『咖哩屋カレー』シリーズ。イオンなどの食品スーパーやドラッグストア系列のディスカウントショップとかで100円前後で買えるレトルトカレーであります。実際に買って食ってみればわかりますが、取り立ててうまいものではない。カレーソースが水っぽい。レトルト特有(加熱しすぎ)の弊害である「苦味」が際立っている。コクがない。

懐がさびしいとき、何もおかずがないときに緊急避難的に食べる──おれにとって『咖哩屋カレー』シリーズは期待感ゼロの代物でした。『咖哩屋カレー』シリーズにおけるカレー以外のもの(ポークカレー、シチュー、ハヤシ、コクデミカレー等)に期待をかけて買って食べたこともあるものの、似たりよったりでした。しかし同じシリーズであるはずの『咖哩屋キーマカレー』だけは
明らかに「モノが違った」のです。

感想『咖哩屋キーマカレー』

うまいと感じる理由。それは『咖哩屋キーマカレー』のソースは粘度が高いから。粘度に比例して味が濃い。コクがある。

うまくないレトルトカレーに共通するのは「ソースが水っぽい」ことであります。シャバシャバしている。いや、シャバシャバ型がお好きなひともおられるでしょうけれど……。でも味が薄くてコクがないものは粘度に関係なく「マズー」なわけです。

『咖哩屋カレー』シリーズの製造元はハウス食品です。ご存じのとおり、ハウス食品はCoCo壱番屋(ココイチ)の親会社(支配的株主)です。保有比率は51%。

ココイチは皆さんお好きですよね。トッピングもうまいですが、それなりに馥郁たるカレーソースを提供しています。つまり『咖哩屋カレー』シリーズの製造元であるハウス食品は、やればできるはずなのです。ハウス食品のノウハウをもってすれば『咖哩屋カレー』をおいしくすることは造作もないはず。

それなのに、なぜ『咖哩屋カレー』はうだつのあがらない味なのか?

おそらく原価率の限界だと思います。『咖哩屋カレー』シリーズ。ディスカウントショップで98円。ふつうの価格でも128円くらいでしょうか。レトルトカレーの標準量は200グラムです(咖哩屋カレーの中辛も同じ)。

100円で200グラムのカレーソースに使えるスパイスの原価。限りがあるでしょう。ハウス食品はいくらでもおいしくできるのに予算の都合でおいしくないものができあがってしまう。

ハウス食品ができることは何か? おなじ予算でカレーソースを減らせば良い。それだけ。そうすればもっと同じ予算額でもカレーソースに占めるスパイス成分量の割合が高くなります。

おわかりいただけただろうか? キーマカレーは粘度が高い。それから水気が少ない。つまりキーマカレーという料理はカレーソースが少ないものである(『咖哩屋キーマカレー』は150グラム)。キーマカレーならばおなじレトルトカレーでも重量を減らしても違和感がない。消費者からも「量が少ない」というクレームが発生しにくい──これが『咖哩屋カレー』シリーズにおいて『キーマカレー』が格別にうまいreasonであると考えています。for life 届けたい。

あとがき

ちなみに。200円以下の廉価レトルトカレーでは、明治『銀座カリー』シリーズがかろうじておれの基準を満たしています。粘度、コク、風味、スパイス感など。そう思って『銀座カリー』ばかり食べていたら飽きちゃったわけです。おいしいはずなのにおいしく感じなくなってしまう。やはり別のうまいレトルトカレーとローテーションを組みたいところ。

ただし、予算は200円以下。そりゃあ400円や500円のレトルトカレーならばうまいに決まっている(高いわりにはイマイチなものは少なくない)。でも500円を費やすならば外食する。我が石川県にはゴーゴーカレーやいわゆる金沢カレーの源流につらなるカレーのチャンピオンがある。600円前後を支払えばうまいカツカレーが食えるわけです。200円以下でうまくなければレトルトカレーを買う意味なんてないわけです。

厄介でわがままな要求に応えてくれたもの。それが『咖哩屋キーマカレー』ってわけです。お試しください。