いちおう就職氷河期世代(らしい)けれど実感がない

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おれと同年代でおなじような心構えがゆえに貧困に陥っている人はたくさんいるはずだが実際に対面したことがない。彼や彼女たちはどのようなことを考えてどのような境涯のもと毎日を過ごしているのだろうか。それとも死んでこの世から消えちゃってるのかな? おーい! 生きてたら返事してくれー!

おれのことをいえば就職氷河期世代という実感がない。いまの40代前半がもっとも辛かったらしく、おれは1980年生まれ(30代後半)なので運良くブリザードの直撃を免れただけなのかもしれない。

我が身を振り返って「就職したくてもできなくて悔しいおもいをした」というおぼえがない。なぜなら「生まれてこのかた働きたいとは露ほども思ったことがないから」である。そもそも論をいえば、世の中には働いている奴が多すぎる。すこしは遠慮してほしい。よせばいいのに週5日も働いているやつらのでせいで働いていないこちらが白い目で見られてしまう。嫌働権の侵害だ。もはや迫害である。

とにかくおれは切実に働きたいと思ったことが生まれてから一度も無いのである。このようなふざけた心構えであるから生活に困ったことは何度もあるけれど、若さのおかげなのか苦しかったときのことは印象に残っていない。悔しさがわきあがってこない。

見聞きするところによれば、就職氷河期世代の既婚者がとくに苦しい思いをしているらしい。就職氷河期世代のうえにじぶんとじぶんの家族の世話をしたり食い扶持を稼ぐのはさぞや忙しいことでしょう。日々充実しているのではないでしょうか。おなじ就職氷河期世代のよしみで、社会のあれやこれやについては社会的生物としての良識やら矜持やらをそなえた同世代の皆さんにお任せるとして、おれはこれからも無為徒食の日々をすごします。あしからず。ごきげんよう。お元気で。くれぐれもご自愛ください。