小学1年生ソングは「卒園式」のために作られている

2016年12月22日

『一年生になったら』は入学式ソングではない

子供を育てたことがある人にとっては常識かもしれない。

有名な『一年生になったら』は、来たるべき小学校生活に思いをはせた唱歌である。

そつえんのうた~心にのこるベスト・ソング~

卒園式ソングの楽曲アルバムに『一年生になったら』が収録されていることからも明らかだ。

という前提を元にして、本題に移りたい。

何が鳴いたら一年生?

春が近づくと、幼いころに聴いていたミュージックが脳裏によみがえってくる。近ごろ、おれの頭ん中には、つぎのようなフレーズが浮かんでいる。

♪~(おもいだせない)鳴いたら、いちねんせい~♪

テレビで観た記憶がある。おさない女の子が唄っていたはずだ。

曲名は、おもいだせない。うーん。うーん。あたまを悩ませる。

うーん。うーん。……天啓を得た!

ググレカス

神のことば。おっしゃるとおり、おれはインターネットを検索した。

探しました。見つけました。こちらになります。

曲名は『ドキドキドン!一年生』という。

フジテレビ系列の教育バラエティ「ひらけ!ポンキッキ」内で放送されていた楽曲である。1986年発表というから、1980年生まれのおれにとって、まさに同時代性を感じずにはいられなかっただろう。おれは、いわばドキドキドン世代である。略して「DDDジェネレーション」。

ドキドキドンとは、歌詞にもあるとおり「ドキドキするけどドーンといけ」の略称である。

なるほど。小学1年生にかぎらず、新社会人・海外生活・はじめての懲役など、さまざまな1年生にも通用する「心がけ」だ。新しいことに挑戦するときに、胸のうちで口ずさみたくなる曲である。

結局、何が鳴いたら1年生なのか?

『ドキドキドン!一年生』の歌詞は3番まである。

「~鳴いたら一年生」は、第3番の歌詞だった。

YouTubeプレーヤーの設定をいじって、実際のフレーズ部分から途中再生できるようにした。お聴きください。

正解は「ひばり」だった。「ひばりないたら一年生」である。以上。

『ドキドキドン!一年生』は入学式にも使われている

入学式+ドキドキドン」というキーワードで検索すると、入学式における使用実績がいくつも報告されている。おれは、この現状に異議をとなえたい。

なぜなら、「ひとりでいけるかな?」「カバンは重いかな?」「ぼうしは似合うかな?」という歌詞を聴けばわかるとおり、『ドキドキドン!一年生』という唱歌は、このさき小学校の入学をひかえた、今まで体験したことがない状況に対して期待と不安をつのらせている子供さんの心境を表現しているからだ。

すでに帽子をかぶってランドセルを背負って来ている入学式当日に『ドキドキドン!一年生』を唄うと辻褄が合わなくなる。論理的ではない。ロジック・エラー。誤った「教育」である。はたして、正しい運用といえるだろうか。

やはり、小学1年生ソングは卒園式にこそふさわしい。幼稚園や保育所という「楽園」から子供たちを追放するその日に、通学と学習と運動と協調と競争と忍耐を継続的に強いられる来たるべき小学校サバイバル生活への心の準備をうながすべく、悲壮なる決意のもとに1年生ソングというのは歌唱されるべきものなのだ。

作曲した桜井順について

富士フイルム「お正月を写そう♪」
エースコック「ブタ♪ブタ♪子ブタ♪おなかがすいた♪」
ほかテレビCMでおなじみ特徴あるフレーズを数多く生み出しているようだ。

桜井順 – Wikipedia

作詞した伊藤アキラについて

CMソングと歌謡曲の世界で有名な人らしい。おれより上の世代人にとっては常識かも。

伊藤アキラ – Wikipedia

渡辺真知子 – かもめが翔んだ日

「ハーバーライトが朝日に変わる~♪」
歌い出しの1フレーズだけで心をわしづかみにされる作詞力。

子門真人 – はたらくくるま2

おれたちの真人は『およげたいやきくん』だけじゃない。ちなみに、堀江美都子バージョンもある。おれは美都子世代である。

CMソングの歌詞

「この木なんの木」(作曲:小林亜星)
「パッ!とさいでりあ~」(作曲:小林亜星)
日本香堂「青雲、それは、君が見た光」
カルビー「やめられない とまらない」

歌い手は「ぶんけかな」ちゃん

1978年生まれ。『ドキドキドン!一年生』は満7歳のときに歌っていた。

ぶんけかな – Wikipedia

かなちゃんのデビュー曲は『おっぱいがいっぱい』という。

他にも『てんしのおしっこ』なる持ち歌もあるという。

ぶんけかな特集

定盤!! ひらけ! ポンキッキ ベスト

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