ひさしぶりに切れ痔が悪化したので生活改善による抜本的解決を決意した

いやな予感がしていた。直近の排便から5日も経っていたからだ。いつもの便意ペースは3日~4日である。お察しのとおり、おれは便秘の部類に属する。16才のときからつきあっている持病だ。当時のことについて書いたこともある。

よーく考えよー。おしりは大事だよー。| [フムフム]

秘する大便。略して便秘。おれはうんちが硬い。原因は、腸内における消化物の滞留期間が長いためである。水分を吸収されつくした大便は硬くなる。腸内にながく堆積することによって肥大化する。こうして硬くて太いうんちができあがる。

便秘は肛門によろしくない。心ない言葉がヒトを傷つけるように、硬いうんこはヒトの肛門を傷つけてしまう。第一に、硬いから。第二に、いきんでしまうから。第三に、アナルは負けず嫌いだから。

肛門括約筋は伸縮する。しかし限界がある。伸縮限界を超えた太さと硬さのうんこを蓄えてしまえば、排便するときに肛門は裂ける運命にある。出産ならば帝王切開という手もあるが、排便は日常茶飯事であり、たやすく直腸切開して取り出すわけにはいかない。

ヒトに生まれたからには排便を避けることはできない。ヒトは食べることによって生命維持をおこなっているからだ。食べたあとに消化されたものは大腸に下りていくわけで、うんこを排出しなければ大腸がパンクしてしまう。たとえ伸縮限界を超えようとも、硬かろうが太かろうが、むりやり排出せざるを得ない。

便秘のうんこは、硬かったり太かったりする。なかなか出てこない。不快だ。イライラする。つい「いきんで」しまう。腸から大便を押しだすつもりで、腹に力をこめる。

押し出された硬くて太いうんこは、肛門に伸縮限界を超えるよう迫りくる。このとき、蝶番における開閉角度の限界を超えて扉をこじあけるのにも似たイヤな「きしみ」や「痛感」をおぼえる。やがて肛門から人糞が顔を出しはじめると、刺すような鋭い痛みが走る。皮膚が裂ける感覚。患部がカァッと灼熱を帯びる。ほとばしる血潮。

裂けちゃった(´・ω・`)

じつをいうと、肛門は弱くない。むしろ強い。アナルは開発できるからだ。うまくすれば成人男性の腕だって飲みこめる。肛門は強いのだ。どれだけ傷ついても簡単には壊れない。ちょっとくらい裂けてもいずれ癒える。元に戻る。これが困る。

なぜ困るのか? 負けず嫌いのアナルがヒトの進化を阻害しているからだ。肛門が強いがために、人体は便秘というシステムエラーあるいはバグを修正項目として認識しないのだ。アナルが負けず嫌いであるがために、いまだヒトは遺伝子的進化を果たせないのである。人体に関するバグ報告のメールフォームはどこにある? 頼むぜ造物主。

とにかく、肛門がちょっぴり避けてしまった。5分ほど出血が止まらなかった。ここまでの事態は久しぶりである。数年ぶり。もう耐えられない。

おれは決意した。二度とみじめな思いはご免だ。切れ痔の原因は便秘である。便秘を治す。肛門が裂けるほど硬いうんこの生成ををけっして許してはならない。どうするか? わからん。きょうは、とりあえず決意だけである。ひとまず腹筋強化と食物繊維あたりから攻めていくつもりだ。


連載「アナルは負けず嫌い」を1冊にまとめたもの

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